繊細ラボ

HSPとはギフト

HSP関連あれこれ・・

MENU

HSPの記憶を塗り替える

HSPが過去を振り返る時

 HSPは脳の働きにより物事の否定的、悲観的な部分ばかりにスポットを当て、起こった出来事をマイナスにとらえて記憶してしまう傾向があるのではないかと思います。

そんなHSPは、過去は何もいいことがなかったとか、年齢を重ねるにつれてトラウマが増えていくことになり、とてもしんどいものです。

また、過去の失敗やみじめな自分などが急にフラッシュバックされて辛いことも多いです。

HSPの脳は危険を察知するため不安の回路が常に活発に働き、過去の失敗を繰り返し印象づけることで今後起こり得る危険を回避しようとしているのかもしれません。

また、HSPは他の人にとっては何でもないささいな体験にも敏感に傷ついてしまうことも多く、客観的に物事をとらえるのも苦手な為、嫌な感情だけが強く記憶されて忘れられなくなっているのかもしれません。

私も、たいてい過去のどの出来事も思い出すだけで胸が痛み、恥ずかしくみじめで暗い記憶や黒歴史ばかりです(笑)

 私は思い出すらも、自分の失敗や恥ずかしい面ばかりにスポットを当てては、自分はダメな人間だと確認してしまうようです。

記憶というものは、同じことを経験しても、人により脳により認識が全然違うので、HSPのように否定的な面ばかりを思い出してしまう人たちは暗い記憶だけが増えていくことになります。

f:id:change-oneself:20200312115020j:plain

例えば私の職歴を振り返ると、アルバイトも含め色々経験してきた中で一番長かったのが意外にも接客業なのですが、これがまた私には非常に向いていなかったわけです。

本当に向いてなかった、超絶に・・(とまずそのように思い出されるわけです)

確かにその当時は、自分の適性に気づかずに働いていた頃なので、他人に人付き合いや接客が苦手と悟られないようにと無理をしていましたし、その仕事でお給料をもらっているのですから続けていかなくてはならず、平気なふりをして強がっていました。

でも無理をしている姿など見ている側からはバレバレなものなので、周りは気づいていたと思いますが。

また、営業や接客業はマルチタスクを求められるので、私は不器用全開ながらも必死に喰らいついて頑張っていました。

思い返せば辛いことばかりで、数え上げればきりがないほど嫌な思い出や失敗の連続でした。

自分は本当に仕事ができず、何年経っても緊張して頭が真っ白になりながら接客していたこと、ミスを連発して仕事が終わってから家で一人で泣いていたこと、営業や名刺交換に行かないといけない日は拒絶反応で朝から蕁麻疹が出ていたこと。

当時の職場の人にも相当迷惑かけてしまったな、ダメな私だなとみじめで恥ずかしい気持ちになり、もう二度と接客業はしない・・という結論になり、この記憶を回想する作業はこんな感じでいつも終わります。

こんな具合に私の過去は毎回否定的な記憶として強固に印象づけられて終わるばかりになります。

HSPの脳の中ではもちろん事実と思って記憶しているのですが、これは事実とは違うでしょうし、記憶を歪めてしまっていると思います。

例えば紙に書き出してみたり、カウンセラーや信頼できる誰かに話を聞いてもらうと、また違ったアプローチになってくると思います。

 HSPが過去を振り返る時はプラスの部分に目を向ける

無意識のままだとなかなか自分の思考のクセから抜け出すことはできません。

でも本当は、物事は否定的な部分と同時に必ず肯定的な部分があるものです。

否定的なこと(だけ)を思い出してその記憶を何度も強固に印象づけていては、私の記憶=否定的なもの

となってしまうだけです。

HSPの人はそういった自分の思考のクセに気づいて意識的に変えていくことが大切です。

過去を振り返る時、もちろん最初に否定的なことを思い出しても大丈夫です。

でも必ずそのあとに良かったことや得られたこと、プラスになった肯定的な部分も思い出してみてください。

否定的で悲観的な部分に目を向けようとするHSP脳にあらがって、あえて良かったことをあげてみましょう。

f:id:change-oneself:20200312114238j:plain

 

私にとって痛手ばかり負いボロボロだった記憶しかないはずの前職を例に、とらえ直しをしてみたいと思います。

 

私がその職を経験して良かったことや得られたこと

◎PCのキーボード入力ができるようになり、また早く打てるようになったこと

◎Word、Excelくらいなら使えるようになったこと

◎毎日たくさんの色んなお客さんと出会えたこと

◎女子の世界を経験できたこと

◎忙しい業務に日々耐えた経験

◎尊敬する先輩に出会えたこと

◎先輩や同僚と良く飲みに行き家族のように仲良くしていたこと

 

こうして捉え直すと見えてくるのは、「超絶に仕事ができなかった私」という記憶と、それとは別に、「温かい周囲の人たち、職場の人間関係に恵まれていたな」という記憶です。

HSPを自覚できている今の自分なら絶対に選ばない職種であり、本当に向いてなくて消してしまいたいほどみじめで恥ずかしい過去ですが、それでも敢えてプラスの部分、良かった部分を同じくらい挙げてみようと意識すると、記憶は暗黒のものから温かい暖色系のイメージへと変わってきます。

f:id:change-oneself:20200312114248j:plain

だめな自分の記憶と一緒に思い出されるのは、社内で一緒に働く人たちの温かい雰囲気です。

また、こんな私でも仲良くして下さったお客さんとの思い出だったりもします。

今こうして思い出しても胸が熱くなります。

自分の仕事の出来なさっぷりとは別に、職場の人に恵まれていたこと、その人たちへのありがとうという気持ちでいっぱいになるのです。

 私の前職の記憶はこうして、自分の不適応が大前提にありながらも、それ以上にただただ人間関係に恵まれていたことへの感謝の記憶へと変わってきます。

自分は仕事ができず役に立たないけれど人から支えられていたのだなとという感謝の気持ちが勝ってくるのです。

感謝の気持ちが勝ってくるにつれて、そこまで自己卑下しなくてもいいのでは?と自分の味方までできる心の余裕も出てきます。

もしかすると私のキャラクターが周囲を和ませていたかもしれない。。

私の人柄だから人間関係に恵まれたのかも?

とだんだん調子にのってくるほど気持ちに変化が現れます(笑)

(仕事が)できる人より(人として)できた人の方がよっぽど素敵だなと思えてきます。

もちろん私ができた人だとは到底思えませんし、できる人達が利益を出し貢献していることで社会が回っていることも重々承知の上で・・・。

 

過去のとらえ方の変化とは今の自分やこれからの自分の行動も変わっていくきっかけになると思います。

嫌な記憶と向き合う時は否定的な部分と同じだけ肯定的な部分も思い出して、とらえ直してみるといいと思います。

自分の過去を感謝できるようになることは、今の自分を肯定できるようになる一歩だと思います。

 

※筆者は医療関係者でもない為、こちらのサイトに書かれたことは個人の感想や日記の域であることを予め申し上げておきます。深刻なトラウマや抑うつに悩んでおられる方は専門家へご相談ください。

 

Copyright ©繊細らぼ All rights reserved.
プライバシーポリシー お問い合わせ