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HSPの工夫④

HSPは人から嫌われるのが怖い!?

HSPの人は基本的に人に嫌われるのが怖いです。

そのため、できるだけ迷惑をかけないよう気を遣ったり、周りの空気を読みながら細心の注意を払いながら日々暮らしています。

どうしてそう思うのかと掘り下げてみると、そこには自他の境界線が薄いためだったり、自尊心の低さや自信のなさでもあるし、マイナス思考であったり、普通でありたい、目立ちたくないという内向型の気持ちでもあったりします。

また、日常の様々な刺激にいちいち反応してしまう気質は、対人的な出来事でも同様で、誰かに批判されでもしたらひどく動揺し、なかなか立ち直れず何日も悩み苦しむであろうことを自分でも散々わかっているからかもしれません。

HSPが対人的にとる態度や特徴

HSPの人は他人から軽く見られたり、舐められることにはもう慣れっこで仕方ないと許容できたとしても、人から嫌われたり、自分が攻撃の対象になるのは耐えられないことなのだと思います。

誰でも嫌われるより好かれたいと思うものでしょうが、HSPのそれは 度を越してしまっているのかもしれません。自我境界の薄さも関係し、自分がどう思うかよりも他人にどう思われるかの方を優先してしまいがちです。

また嫌われたくない、否定されたくない、文句を言われたくないと思うだけでなく、人から気に入られたいとも思っているので、ほとんど無意識に自動的に以下のような態度や思考をとってしまいます。

 

・他人の評価が気になる

・人からどう思われるかが気になる

・言いたいことが言えない

・自分の意見や主張を言えない

・嫌な時もNOが言えない

・断るのが苦手

・やりたいようにやる事に罪悪感を感じる

・お人好し

・いじられたり、からかわれたり嫌味を言われても言い返せない

・自分よりも人を優先する

・相手が喜ぶようなことを言おうとする

・腰が低い

 

傷つきやすくて繊細なHSPが自然とこのような態度や思考になってしまうのもわかります。

 

HSPはあえて逆の態度をとる!?

では上記のような、HSPの人たちが普段の対人場面でとってしまう行動や思考とは真逆のことをやってみて下さいと言われたらどうしますか?

また自分にどんな変化が起こると思いますか?

まずわかりやすいように上記の態度や思考を真逆に変えてみます。

 

・他人の評価を気にしない

・人からどう思われても気にしない

・言いたいことが言える

・自分の意見や主張を言える

・嫌な時はNOが言える

・簡単に断ることができる

・やりたいようにやる事に罪悪感を感じない

・意地悪でしたたか

・いじられたり、からかわれたり嫌味を言われたら言い返す

・人よりも自分を優先する

・相手が喜ぶようなことは言わない

・傲慢

 

 どうでしょうか。

HSPの人はこれが実行できそうでしょうか。

ありえない、そんなことできない・・とまず思ったのではないでしょうか。

そして実行している自分を想像するだけで、心臓がドキドキしてきませんか?

『ありえない、ドキドキしてきた』と感じたあなたはHSPの可能性が高いです(笑)

 

HSPの脳を持ちながらこのような行動や思考をしていくことは確かに難しいことかもしれません。

HSPである私もとても苦手だし未だにできないことばかりです。

でも、『HSPの工夫①〜③』の記事で書いたようなことをしている時に限っては、意外とこのような無愛想で人目を気にしない態度をとれている事に気づきます。

 

例えばマスクをしている時、視力を落としている時の私がそうです。

マスクをしてる時はなぜか無愛想でいられる自分がいます。

眼鏡を外している時の自分は、いつもの自分より堂々としていますし、リラックスしています。

周りの目や外界の刺激を怖がらずに目的を達成できたりします。

仕事中もそうです。

マスクをしている時は周りを気にせず目の前の業務に集中できますし、対人場面でも目の前の相手をある程度無視することができます。

普段は無理して話題を作って自分から話し出してみてはとんちんかんな事を言って気まずくなったりするHSPですが(笑)

マスクをしている時や視力を落としている時は、相手の表情や視線がわからない、もしくは自分の表情も相手にわからないであろうということから、自分が用もないのに話題を作ってまで場を和ませようとも思いません。

相手も自分もお互いに、目の前の自分の用事や仕事に集中しているだけと感じられます。

沈黙を楽しめるくらいです。 

 

そして実験的にマスクや視力を落とした時の自分を使い分けているうちに、だんだんあることに気が付いてきます。

明らかに自分の内面にも変化があるということです。

自分の周りを気にしていないという態度に引っ張られて、自分の自尊心もいつもよりあがっていることに気付きます。

 

 

視力を落として色々見えていない⇒他人の視線や反応も見えていない⇒他人の視線や反応が気にならない自分(の態度)⇒周りを気にしない自分⇒一番大切なのは自分自身。

という図式になるようです。

視力を落としている時は周囲の刺激に鈍感なため、自然なふるまいや堂々とした態度やその場に居続けることが難なくできるようになっています。

そして、そんな態度にひっぱられるように内面も、自分に少し自信を持っていたり自分を好きになれていたりと、自尊心もあがっていることを感じます。

自分で自分を快く思う感覚があります。

 

逆に見えすぎている時のいつものHSPは

刺激が多すぎる、動くものも人も気になる、眩しふぎる、刺激が多すぎてドキドキしてしまう、人の視線も表情も反応もよく見える⇒全部が気になる⇒外部のことが気になってしかたない(という自分の態度)⇒自分のことよりも外部が気になる⇒私は自分自身より外部の評価が大事と思っている。

といった具合に。

 

これを実験的にやってみるにあたり、参考にしてほしい本があります。

池田潤 無愛想のススメ~より抜粋

 

自分の内側に変化を起こすために無愛想になってみるのだ。外側の現実的行動をそうやって変化させていくことで、だんだん内面の自己認識に変化が起こってくる。セルフイメージや自己概念が上がってくるのだ。

出典 池田潤(2016) 『無愛想のススメ~ 人間関係が劇的に改善する唯一の方法』 株式会社光文社

 

 

 

無愛想のススメ 人間関係が劇的に改善する唯一の方法

無愛想のススメ 人間関係が劇的に改善する唯一の方法

  • 作者:池田 潤
  • 発売日: 2016/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

この本は、HSPの価値観を大きく変えてくれるお薦めの一冊です。

知り合いだけでなく店員さん相手でも愛想をふりまいてしまうほど、小心でお人好しな人間になってしまっていた私には、この本は衝撃でした。

無愛想な表情や態度をとっても構わないのだと思えるようになり、その意味や必要性、心の仕組みがとても分かりやすく書いてあり、また具体的なやり方も書いてあるので、とても参考になります。

私にとってのバイブル的一冊です。

確かに長期的に見て、これを継続して実行したからと言ってHSPが非HSPになれるということはないのですが。。

それでも何が言いたいかと言うと、HSPのあなたが弱いわけでもだめなわけでもないということです。

 

自信があるように見える周りの人と自信のない自分との違いは内面云々ではなく案外、外的なことなのかもしれません・・。

 

自信や自尊心などは実は態度や体にひっぱられている部分がとても大きいということ。

脳機能的に刺激に敏感で常にビクビクしているHSPが自信を失うのは、自分がダメだからでも弱いからでもないのです。

刺激に対して敏感に反応して構えているうちに内面もそのようにひっぱられているのではないでしょうか・・

そんなことを思いました。

 

それでも、マスクもせず視界もクリアな状態で堂々と何でもできてしまう非HSPの人たちをすごいな、羨ましいなと思わずにはいられない。

そんな私はやっぱりHSPなんだと思いますが・・

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